光不足にかかわる様々なホルモンについて触れてきましたが、ここからが本題です。
あえてこれらのホルモン誘導や刺激により、のちの生育を良好にすることができるのか。
またしてもNPQ
上の文献では、
植物の光防御系のストレス応答について。
論文の中心は「NPQ」。
以前にも触れた、余った光エネルギーを熱として逃がすという仕組みです。
文献によると、ストレス0~軽いストレス~強いストレスでは、
U字型または逆U字型線量応答関係にあると示されています。
つまり植物は軽いストレスがあるときに、最も光防御反応が活発化するということです。
植物の未来予測
なぜ軽いストレスが植物反応をより活発化させるのか。
これは、人間の筋トレと似たような考え方かもしれません。
「今後もっと重たいものがやってくるかも…」
そして体を保護するために筋肉を大きくしたり、筋力を向上させるよう体を構築していきます。
これを植物目線で考えると、
「これからもっと光がなくなったり、もしかしたら強くなったりするかも…」
という植物の未来予測によって自らの体やNPQといった機能を再構築し、どんな環境にも耐えられるよう適応しようとしているのです。


