「ジベレリン」と「オーキシン」が植物の背を高くするホルモン。
では横にどっしりと太らせるホルモンとは何でしょうか?
太りのエチレン
エチレンは果実が熟していくプロセスにおいて、味や色、香りを変化させることがよく知られたホルモンです。
硬いキウイを早く食べたいとき、リンゴと一緒に袋に入れておくと、追熟して早く柔らかくすることができるという作用をもっています。
この特性から別名「熟成ホルモン」や「老化ホルモン」と呼ばれています。
しかしエチレンというホルモンの本質は、細胞の伸びる向きを決める骨格の並び方を変えることです。
成熟期→細胞の結合を解き自らを分解
→「追熟、老化」
若い苗→細胞の結合を横に組み替える
→「強化」
エチレンが欲しいなら
エチレンを誘導するために特殊な資材は必要ありません。
エチレンを誘導する方法はとても単純です。
- 物理的刺激
- 苗の先端をなでる
- 自然風を当てる 風向きや強さが常に変化するため、全方位に誘導される。
- 人工風だと常に一定であるため、その風に抵抗して曲がる。
- 水分ストレス
- しおれ始めるまで水やりを控え、乾燥状態にする。
- 温度ストレス
- 低温刺激
- 夜間の低温にあてる。
以上の方法で十分にエチレンが誘導されます。
反対に過剰なエチレンは老化を促すため、誘導する資材等の使用は過剰な刺激になり、判断に難しさがあるということを念頭に置く必要があります。


