炭と電気

WILDKRAFTEDの栽培には

「備長炭」「燻炭」

などの炭を用いています。

炭はその炭化温度によって特性を持つようになります。

低温で焼かれた炭に対して、高温で焼かれた炭が持つ

「導電性」

電気抵抗が小さくなり、電気をよく通すようになります。

備長炭はその代表的な例で非常に優れた導電性を持ちます。

栽培と導電性には非常に深いつながりがあります。

土中で水分、ミネラル、そして微生物などが作用すると、土中は微弱な電池のような状態を作り出すとされています。

炭のもう一つの特性である

「多孔質(表面積の大きさ)」

によって土との接地面積が増加し、水分、ミネラル、微生物との相互作用が飛躍的に向上します。

電流が生まれることによって電位差が生じ、微生物環境や、水の挙動に影響を与えることで土壌が発達します。

生命活動は電子の流れによって起こります。

数千リットルの炭を、圃場全体の土壌中に柱のように設置し、それらをバイパスするように流れる電子が土をより良い環境へと変えていきます。