ビタミンの宝庫

新潟といえばお米!なんていうのもいまは昔。

新潟はお米の生産量はもちろんのこと、きのこの生産量ランキングも圧倒的上位!

きのこ類生産量の全国順位とシェア( 令和4 年)

生産量が多いということは、加工過程を経たあとに残る「残渣(不要な部分)」の量も桁違い!

しかも、これらの残渣は栄養満点ながら、食味のためや、生産効率のために捨てられてしまうことが多いです。

米生産の際に出る残渣とその活用法

1. 稲わら

稲刈りをした後に残る、稲の茎や葉の部分。

  • 活用法:
    • 有機質肥料・堆肥: 田んぼにそのまま鋤き込んで、土壌改良を行います。
    • 家畜の飼料・敷料: 牛などの家畜の飼料や寝床の敷料として使われます。
    • 工芸品・生活用品: わら細工や畳の芯、縄などに加工されます。
2. もみがら

稲穂から玄米を取り出す「もみすり」の工程で出る、玄米の外側の硬い殻です。ケイ酸を多く含んでいます。

  • 活用法:
    • くん炭(くんたん): 炭化させることで、多孔質となり、土壌改良剤として使われます。通気性や保水性、微生物の棲みかを増やし、土をふかふかにします。
    • マルチング材: 畑の表面に敷き詰めることで、雑草を抑えたり、土の乾燥を防いだりします。
    • 燃料: バイオマス燃料として活用されます。
3. 米ぬか

玄米を精米して白米にする際に出る、胚芽と果皮の粉です。非常に栄養価が高いのが特徴です。

  • 活用法:
    • 有機質肥料: 微生物にとって非常に良いエサとなり、ぼかし肥や堆肥の発酵促進剤として使われます。
    • 食品: ぬか漬けのほか、煎って食用にされたり、米油の原料になったりします。
    • 美容・生活用品: 美容成分(ビタミンB群、ビタミンEなど)が豊富なので、洗顔料や入浴剤にも使われます。

このように、お米は「捨てるところがない」と言われるほど、収穫から精米までのすべての部分が有効活用される、サステナブルな作物です。

キノコの菌床栽培から出る残渣とその活用法

「廃菌床」

これは、キノコを収穫し終えた後の菌床のことで、主におがくずや米ぬか、ふすまなどが原料となっています。キノコが栄養分を吸収した後のものですが、まだ多くの有機物が残っているため、様々な用途に再利用されます。

  • 活用法:
    • 堆肥、土壌改良剤
    • 昆虫マット
    • バイオマス燃料
    • 家畜の飼料

キノコの廃菌床は、以前は廃棄物として処理費用がかかるものでしたが、今では「循環型社会における貴重な資源」として見直されています。

次回、これらの資材を栽培で活用する方法・その結果を紹介していきます。