というのを見てもらったところで、本題の
「ネギにビタミンを与えたらどうなる?」
どんな違いが表れるの?
形?
重さ?
こういう資材試験には、比較できるほど効果が表れないということもしばしば。
できるだけ精確な試験を行うために、条件設定から。
【試験の条件】
定植後、生育が等しい隣り合う3列のネギを対象に、濃度を変えてNiacinamideを散布。
散布期間は6月上旬~8月上旬。
7~14日の間隔で、それぞれ10リットルの水に希釈し散布。
右) 0ppm 対照区
中央)100ppm
左)1000ppm
生育の様子はこのようになっています。

写真では違いが分からず…
実際に圃場でもその差はひいき目で見てもあるとは言えませんでした。
それでも全量を収穫後、全体を見てみると

中央)100ppm散布区の根量が明らかに多い!
反対に、下)1000ppm散布区の根量は、上)対照区と同じかそれ以下になっています。
次に全体の重量を測定。
さらに根を切り離し、根の重量を測定することで、
根の重量/全体重量を計算することでネギの地上・地下部のバランスを出します。
これはRoot Mass Fractionと呼ばれます。
さらに
R/S(Root-to-Shoot-ratio)や
T/R(Top-Root-ratio)と呼ばれる指標も求めることができ、これらの値は種族によってある程度の比率に収まることが分かっています。
ただ野菜別にその比率が明らかにされていないので、今後ますます高温・乾燥が予想されるとして、根の重量は大きいほうが耐性があると考えてその数値を求めていきたいと思います。

