有機物による土づくり効果を得やすい圃場は、すでにある程度土づくりが進んでいる圃場である。
という「ジレンマ」について書いていきましたが、
これはこの世の断り、「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」ということ…
でも、良い循環はさらに良い循環を生み出すとも言い換えられるように、まずスタートが非常に重要になってきます。
まずは排水
近年、災害級ともいわれる気象災害が頻発しており、気温や天気が極端なことが多いです。
ゲリラ豪雨に振られれば、畑はプールと化し、水田のような嫌気環境に早変わり。
まずは、地表面から排水するため、
- 勾配をつける
- 明渠を掘る
などの工夫が考えられます。
次に地下への排水として
- 心土破砕
- 弾丸暗渠
- 縦穴排水
など、作業機械は必要になりますが、地表面排水と共にやっておくとよいです。
中でも縦穴排水は、アースオーガを使うことで低コストで効果的に排水性を実感できます。
そして浅く
有機物といってもその形状は様々ですが、仮に粉~粒状の有機物を撒いた時に、そのままにしておくか、まずは目安として10cm未満の深さに混ぜていきます。
表層10cm未満は雨が浸透しても、乾きやすく好気状態が保ちやすい環境です。
大規模な面積になると数cm単位の調整は難しいので、できる限り浅く混ぜるようにします。
そして作物にもよりますが、有機物を施用したときにはマルチ栽培のほうが安定した効果を得ることができます。
マルチ内部の環境は、光はもちろん、雨も入らず、湿度が一定に保たれており、空気は植穴から入るので好気性微生物にとって過ごしやすい環境となります。
ここまでできれば、好循環圃場のスタート地点に到着。
ここに適切な有機物を投入すれば、一足飛びに土が変わっていきます。
その有機物についてはやっと登場!
キングオブ有機物
「廃菌床」です。


