土を進む根

前回

「種から芽が出る前」

といいましたが、ほとんどの植物は「芽」が出るよりも先に「根」が出てきます。

根が水分を確保し、膨圧によって胚軸が伸びて芽が上がり始めます。

「膨圧」でしか伸長できない生き物

植物細胞は

  • 外側:固い「細胞壁」
  • 内側:柔らかい「細胞膜」「細胞質」「液胞」

からできていて、水が入ると 液胞が膨らんで細胞壁を押します。

この「押す力」を膨圧と呼び、

細胞壁を少しゆるめ → 膨圧で押し広げ → 細胞が伸びる

という仕組みで成長しています。

  • 体を支える力(張り)
  • 細胞を伸ばす力(成長)
  • 気孔の開閉
  • 養分の移動
  • 光合成

膨圧はこれらすべての現象に関与しています。

水分を求めて下へ伸びる根

発芽前に必要な水を除き、細胞の成長つまり「膨圧」に必要な水のほとんどは根から吸収されます。

つまり根の役割は超重要で、水を切らさないために発達し続ける必要があります。

植物の根は

「水を嗅ぎ当てるように伸びる」

「完全な運頼み」

のどちらでもなく、

はじめは探索モードでランダムに伸びたり、

高度な環境センサー(土壌の硬さ、イオン、微生物、pHなど)を用いたりして

効率的に根を進行していきます。

根が進行するということは、土粒子を押し分けて微小な空間ができたり、糖を分泌するということ。

そこには根の大事なパートナーがやってきます…