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肥料をかかえる
バーミキュライトなどの鉱物資材や、腐植酸などには「保肥力」というものがあります。 保肥力の程度を 「CEC(塩基置換容量)」 という数値で表し、数値が高いほど肥料をつかんで離さず、与えた肥料を長持ちさ…
培土MIX
苗環境について掘り下げていましたが、要点は「希釈」と「徐放」。 強い根鉢を作るために貫入抵抗性を高め、培土を重くしても、成分濃度が濃すぎていると根鉢を作るどころか伸長を停止します。 つまり成分濃度が薄…
強い根鉢を作る
軽量培土のように貫入抵抗値が極端に低いと、根は土の粒子を押し退ける苦労がなく、最短距離で外側へ伸びようとします。 壁に突き当たった根は、壁に沿って進むという楽なルートを選びます。 その結果、根鉢は土を…
土から受ける抵抗
前回、育苗培土の種類によって、作業者の負担や効率化につながるが、保水性や保肥性が変わり、過酷な環境で苗づくりをしているということについて考えてきました。 それ以外にも苗づくりにおいて重要だと考えている…
苗は過酷
苗を育てる環境は、作物によって様々です。 近年の育苗現場では、種を植えるトレイはプラスチックや紙でできていて、軽量化、小スペース化。 詰める培土は、長い日数育苗できるように、肥効調整タイプの肥料が高濃…
ドカドカ、パラパラ
新年一つ目の記事で触れた、 自然が持つ 「希釈」と「徐放」 という役割。 私はそれこそが、農業を営む人間にとって唯一、自然が生み出す好循環のプロセスに立ち入ることができる部分であると考えています。 あ…
2026年も土づくり
「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」 目的を達成するには、直接そのものを狙うのではなく、その周りにある土台から固めるのが一番の近道であるという言葉。 同じように、健康的でおいしい作物を沢山収穫するには、…
根からジワジワ
植物が土壌に残す有機物は 地上部の「茎と葉」と地下部の「根」 だけではありません。 前記事でグルマリンを形成する菌根菌のエネルギー源は 植物の光合成産物であるということに触れました。 つまり、植物は、…
TopとRoot
植物には「T/R(Top/Root比)」という考え方があります。 地上部(Top)と地下部(Root) この二つの重さのバランスのことです。 T/R=5程度の植物(C4植物など)があるとすれば、 地上…
BioMass
土中や、潅水中、肥料から吸収したケイ酸を細胞内でガラスに変えて、 やがて枯れるときに土中にガラス構造を残す。 イネ科C4植物の特異な能力について触れてきましたが、 続いては、その 「バイオマス・有機物…
C4が残す宝物
C4植物の最大のメリットは、「高温・強光・乾燥」といった環境下でも、C3植物よりはるかに高い光合成効率を維持できること。 ということを見てきました。 そして光合成によって大量に作られたエネルギーは、地…
土づくりのエキスパート
種から根が出て、芽が出て、光合成が行われるようになると、 菌と共生して、グルマリンが出て、団粒構造が形成する。 このような流れを見ていきました。 この流れは「生きている植物が行う土づくり」 再現するた…
土を編む
根と共生した菌、 根圏微生物・菌根菌・根圏バクテリア などは、じつはかなり強力に土づくりに加担しています。 むしろ、植物単独よりも 根+共生菌のチームの方が土壌構造を育てる力は圧倒的です。 生物接着剤…
土を進む根
前回 「種から芽が出る前」 といいましたが、ほとんどの植物は「芽」が出るよりも先に「根」が出てきます。 根が水分を確保し、膨圧によって胚軸が伸びて芽が上がり始めます。 「膨圧」でしか伸長できない生き物…
種から始める土づくり
自然は「土を作る」という機能をもっています。 植物にとっては自らの生息域を広げるためであり、 土壌微生物にとっては環境を変化させ、植生の遷移による自らの栄養摂取を効率的にするためではないかと考えていま…
米糠とオガクズ
前回、易分解性炭素が「果実」と「塊根」に、難分解性炭素が「幹」や「枝」に含まれていることを見てきました。 このように考えると、あらゆる有機質資材が 「易」分解なのか「難」分解なのか、おおよそ分けること…
炭水化物があるところ
前回、植物が蓄積する炭水化物にはいろいろな種類があることを見てきました。 その炭水化物は植物の体のどこに存在しているのでしょうか? 甘みを食べる私たち 私たちがおいしいと感じる炭水化物に共通することは…
ソフトな炭素、ハードな炭素
植物は、光合成というプロセスを通じて、 「光・水・二酸化炭素」から炭水化物を作っています。 炭水化物といえば、 ご飯の「でんぷん」、お砂糖の「ショ糖」 など身近なものもありますが、光合成で作られる炭水…
植物が積もる
土の構成には、主に以下の要素があげられます。 鉱物(石や岩が細かく砕けたもの) 有機物(植物や動物の遺体が分解されたもの) 水 空気 前に触れた鉱物資材は機能を持ち、普遍的にあるものではありませんが、…
雨降りの時間|ニゲラ・サティバの秘めたる力 チモキノン
「死」以外を治す?強力な抗炎症作用 チモキノン(Thymoquinone,TQ)はブラッククミンシード(ニゲラ・サティバ)の主要な生理活性成分です。 ブラッククミンシードは、古代エジプトにおいて極めて…
塩をなだめる
鉱物系資材が多孔質という側面を持ち、多孔質の性質の違いによってユニークな機能を持つようになる、というところまで見てきました。 その性質をもとに、塩類集積を防ぐ機能はあるか、かえって塩類集積の原因になっ…
化学反応の「場」
多孔質というのは、スポンジのように、細かい穴が無数にある物質のことを言います。 細かい穴があるということは、表面積が大きくなるということ。 土壌粒子や、微生物、空気と触れる面積が大きくなるということで…
POPが目印
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鉱物系資材
塩類集積を緩和するための資材として無機鉱物資材はどうなのか?ということを考えていきます。 それにしても… ゼオライト、バーミキュライト、パーライト 何でこんなに語尾に「イト」がつくのか… なんだか重要…
塩を薄める
植物ホルモンに影響を与える塩類集積は、文字通り土が塩漬けされて、やがて浸透圧ストレスによって植物が育たなくなる状態です。 過剰な施肥や堆肥の施用によって生じるということまでは見ていきましたが、 どんな…
ホルモンと塩
焼肉のお話ではありません。 意思を持つかのように自由に動きたがっている根。 その自由度をコントロールするホルモンは、やはり「施肥」という行為によって制限されていきます。 そしてホルモンは土壌中の養分濃…
意思を持つ「根」
栄養のバランスを保ちながら施肥をするにはどうすればいいの? いろいろな相互作用を見ていくうちにそんな疑問が出てきました。 そこで考えていきたいのは、植物の根の自律性です。 意思を持つような根の動き 人…
三すくみ
マグネシウムが欠乏するとチアミンが機能を果せなくなり、致命的な症状が現れることについてみてきました。 ここでマグネシウムを施用したいところですが、以前も書いたように、 単一要素の施用は他要素の欠乏を招…
苦い土と書いて
前回まで、細胞という工場内でのチアミンの役割についてみてきましたが、実際にはチアミン単体でこの仕事をすることはできません。 チアミンをはじめとするビタミンは様々なミネラルの力を借りて、ようやく力を発揮…
代謝の渋滞
前記事の通り、激しい運動による疲労の主な原因は、ATPの分解過程で大量に発生する水素イオンH⁺ による細胞内の酸性化です。 チアミンがここに効く! チアミンは「解糖系」という工場でできたピルビン酸とい…
1から始める。
「ビタミンB1」 チアミンとも呼ばれる、疲労回復などに役立ち、特定の植物の成分と結びつくことでさらに強力な「アリチアミン」になる重要な栄養素の一つです。 チアミンをよりよく理解するために、まずその効果…
ミネラルと○○。
植物には欠かせないミネラルの存在。 人間にとっても重要な役割を果たしますが、私たちが普段の食事で得ているのは、 「ミネラル」「カロリー」そして「ビタミン」です。 生命にとって重要な要素であるビタミンは…
有機のアドバンテージ
「有機肥料は良いんだけど割高でねー。」 一袋の値段はあまり変わらなくても、成分の含有量が低いため成分量で均すとどうしても割高になってしまうのが、有機肥料のデメリットの一つです。 しかしこの試験結果を見…
堆肥の対比
有機質肥料といっても様々で、生物由来の資源を原料としていれば良いわけで、慣例的に発酵鶏糞や牛糞も有機質肥料と呼ばれます。 しかし実際には発酵鶏糞のパッケージの裏をみると堆肥とかかれています。 実は有機…
基肥と追肥と有機肥料
栽培において肥料を使うタイミングは大きく分けて 「基肥(もとごえ)」「追肥(ついひ)」 の二つに分かれます。 ふと考えると、「もとごえ」とよませるなら「おいごえ」だし、 「ついひ」とよむなら「きひ」な…
炭素と窒素と有機肥料
前回、といってもかなり前ですが、引き続き有機肥料と無機肥料の違いについて。 有機はマイルドに効き、無機は即効。 というイメージ。 今回は有機肥料の効きがマイルドな理由についてみてくいのですが、 それは…
秋の味覚登場!
WILDKRAFTEDの畑から、 「さつまいも」がデビュー!! 以前から試し掘りして収穫の時を今か今かと待ちわびていましたが、ようやくの登場! 「べにはるか」「シルクスイート」など、甘さで有名な品種が…
作ったお米はどんな味?
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一粒残らず
籾摺り体験 in こどものいえこども園!…の外ー! もみ殻は飛び散りますからね~ 子供たちの手には少し大きいような野球ボールを使って、すり鉢の中でグルグル。 野球ボールのグリップと、すり鉢のギザギザが…
肥料に書かれた数字の意味
有機肥料と無機肥料。 なんとなく有機肥料はマイルドに効いて、無機肥料は即効で効く。というイメージがあります。 たびたびこのサイトでは従来のイメージを払拭することに力を注いでいますが、今回も拭い去ってい…
有機と化成どっちがいいの?
肥料は大きく分けて「有機肥料」と「無機肥料」があります。 有機は英語にすると「Organic (オーガニック)」。 化学的意味合いとしては炭素を骨格とする化合物ということになります。 反対に無機は「I…
ここから先は実践編!
土壌や天候といった「環境」と、植物や微生物などの「生物」 との相互作用によって健康な野菜が育まれる、 という栽培の理論!とも言えそうな考え方についてみてきました。 この理論はWILDKRAFTEDの栽…
医食同源
一か月弱にわたり野菜≠健康について ミネラル・ビタミンの欠乏:現代野菜の栄養価低下 不完全な光合成と硝酸塩の蓄積 の2つの点についてみてきました。 最後に 3.流通がもたらす栄養価のさらなる低下 につ…
WILDKRAFTED流|野菜紹介|さつまいも編と・・・さつまいも掘り
気づけばタイトルを書いてから、もう2ヶ月!雨ニモマケテ風ニモマケテ、季節はすっかり秋に変わっていました〜。 WILDKRAFTED流の栽培とお芋の様子はコチラのブログで そろそろ気になる さつまいも収…
味の決め手は日光
太陽は光合成という糖を作り、エネルギーにしたり、体を作るプロセスに欠かせません。 しかし太陽の役割はそれだけではありません。 太陽光は植物の栄養代謝、特に窒素の使い方にも直結しています。 太陽の窒素ド…
苗半作を考える
先日の記事で触れた「苗半作」という言葉。 誰が言ったのかわからない農業的格言。 意味としては、苗の良し悪しが収量や品質といった出来を半分左右するということ。 しかし植物において苗の時代はせいぜい15~…
太陽にどう向かうか
植物はそれぞれ太陽光や環境に対して適応するべくユニークな葉の形状・展開角度・葉序角を持つよう進化してきました。 展開角度 直立型 葉が上向きに立ち上がる(茎に対して角度が小さい) 例:イネ(密植に強い…
植物の間
栽培の教科書や辞典には「株間」や「畝間」という言葉が出てきます。 株間:同じ畝に植えた株の間隔 畝間: 畝と畝の間隔 一般に、株間は作物の大きさで決め、畝間は管理のしやすさも考慮して決められています。…
太陽を使いこなす
これまで、「植物の栄養価低下」は、今日の栽培によるストレスが要因であり、菌とのパートナーシップを利用する環境を整えることでそのストレスも緩和できるということを見てきました。 ミネラルや水分は植物の生育…
ストレスケア
過酷な環境の記事の続き。 菌根菌が植物のストレスを軽減することについて触れてきました。 今回はそれぞれのストレスに対して、菌根菌がどの様なアプローチでストレスをケアしていくのか見ていきましょうあ。 物…
そろそろ気になる
植物を取り巻く世界について考えるとどんどん深みにはまっていて、すっかり伝え忘れていた「WILDKRAFTED畑」の最近の様子。 圃場内はもちろん畔にも周囲の通路にも除草剤を使わず、定期的に刈り払いをし…
過酷な環境
前回まで菌根菌の働きによる「水分の調節」についてみてきました。 自分で歩く機能を持たない植物にとっては、乾燥による水不足など周囲の環境の作用を強く受けます。 自然環境は過酷なうえ、今日の栽培で劣化した…
隙間さえあれば
菌根菌が植物に供給するのはミネラルだけではありません。 菌糸が作り出すネットワークは、植物の生命維持活動にとって重要な水分すらも供給します。 菌糸の直径は根毛の100分の1以下 菌糸は、植物の根から生…
水もバランス
前回までは、植物が施肥によってミネラルバランスを崩してしまうこと。対照的に無施肥栽培では菌根菌が活性化し、バランスよく栄養素を運んでくれることについてみてきました。 ここまで見てきたのはミネラルという…
土と植物をつなぐ秘密のネットワーク
以前の記事で紹介した菌根菌という存在。 上から読んでも下から読んでも…みたいな名前をしていますが、植物にとっては超恩人。 植物の生存と成長を支えるパートナー 菌根菌は、植物の根と共生する菌類の総称です…
秋の気配に包まれて|田んぼとジブリと子どもたち
朝晩は一段と涼しい風が吹くようになり、すっかり秋らしくなってきました。久しぶりのnote投稿です。 秋の農村風景といえば、やっぱり稲刈り。黄金色に染まった田んぼの中をコンバインがガーッと音を立てて進ん…
肥料を使わずに
道端に生える雑草も、森にそびえる巨大な大木も、誰かが肥料を与えているわけではありません。 人間が手を加えなくても、自然界には植物が育つための循環の仕組みがあるということです。 WILDKRAFTEDの…
肥料で栄養不足
野菜の栄養価が低下している原因の一つに、肥料の使用が考えられます。 土に与えているから良いんじゃないの?と考えられそうですが、ここで「ミネラルホイール」という概念に基づいて考えてみます。 ミネラルホイ…
現代野菜の栄養価低下
過去数十年で一部の野菜・作物のタンパク質やビタミンやミネラルが平均的に減少したという報告があります。 Declining Fruit and Vegetable Nutrient Compositio…
野菜≠健康
「糖」→「ビタミン」→「有機物」 ここまで代謝を機軸に話を進めてきました。 そして、ここからのテーマは「人の健康」に関すること。 植物と人の相互作用 今までは人の代謝をヒントに植物にも応用できるのでは…
土づくりのその先は
土づくりはかなり重労働で、堆肥を運んでは、圃場に配り、耕うんする。 一見単純な作業に見えてこの全ての作業にダンプカーやトラクターなどの重機が必要になってきます。 人の手でやるには限界が多く、その労力に…
土の下にも三年
これまで昨年に行った試験を見てきました。 どんな効果が表れるのか、もしかしたら違いが出ないんじゃないか… そんな期待と不安を抱えながらの試験でしたが、結果が出てみると想像以上で、 「与えたものが倍にな…
市場価格の変動
里芋に引き続き、そら豆でも収量や秀品率が向上すると分かった今回の試験。 そこで前回のデータを、ある指標によって再編成しました。 その指標とは「市場価格」。 市場価格は何で決まる? そら豆だけでなく全て…
そら豆にも効く?
良い結果が出た里芋への廃菌床施用試験。 今度はそら豆を対象にして試験をしていきます 里芋と同様にそら豆もマルチ栽培の作物。 一年目の土づくりとマルチ栽培の作物は相性が良いのでこちらも期待ができます。 …
廃菌床の実力!
これまで解説してきた「廃菌床」の栄養とその効果。 ただ、廃菌床で本当に土は良くなるのか?植物は良く育つのか? こればっかりは実際にやってみないと分かりません。 廃菌床~里芋圃場編~ 試験したのは、令和…
きのこにナイアシンが多いのは何で?
前回、きのこが培地の栄養を利用して新しい栄養素を作り、ビタミンもそのうちの一つであると書きました。 そして、多用している「食品成分データベース」。 このデータベースに基づくと、きのこに共通して「ナイア…
全く新しい栄養価
廃菌床は、培地由来のカロリーと、菌糸由来のカロリーによってその栄養が構成されています。 菌糸は培地から栄養を吸収し、菌類独自の栄養素に変換・合成しています。 実はそれらの栄養素は将来の食糧問題解決策と…
秘められた栄養
菌床は収穫のたび生産効率が低下するため、数回収穫のあと廃棄されており、廃菌床にはキノコが吸収しきれなかった養分が豊富に残されています。 1. 糖質(炭水化物) 廃菌床のエネルギー源として最も多くを占め…
カロリーは超大事
どの微生物にとっても、というか 私達人間にとっても最重要栄養素である「カロリー」。 栄養素というのも変かもしれませんが、これまで話題にあげ良いとしてきたビタミンやミネラルをたくさんとったとしても、カロ…
個性の強い有機物
米糠や廃菌床、それらの与え方については今まで触れてきたとおりですが、有機物といっても効果は様々で、中でも廃菌床はユニークな特徴を持っています。 それでは一般的な有機物を含めて見ていきましょう。 肥料成…
土づくり1年目
有機物による土づくり効果を得やすい圃場は、すでにある程度土づくりが進んでいる圃場である。 という「ジレンマ」について書いていきましたが、 これはこの世の断り、「富める者はますます富み、貧しき者はますま…
土づくりのジレンマ
有機物を好気状態で与えることで、未分解でも障害を起こさず、「栄養」も「土づくり効果」も得られることについて書いてきました。 ただ、有機物を空気に触れるように与えるというのは簡単そうで、広い面積になれば…
好気と嫌気
未分解の有機物を施用することで土に栄養を丸ごと与えることができるけど、生育阻害物質になって消化不良を起こしてしまう。 ここまでそんなことを見てきましたが、未分解の有機物が生育阻害物質にならないようにす…
土の消化不良
未分解に近い状態で土に有機物を施用していくと起こること。 それは「生育阻害」。 植物が植えた状態から、ほとんど成長しない現象です。 生育阻害現象 「窒素飢餓」と呼ばれることもありますが、微生物が土中の…
栄養を丸ごと
前回は「米ぬか」「廃菌床」の主な用途を見てきました。 では具体的にどんな風に使うといいの? 堆肥にしたり、そのまま撒いたり、ほかの資材と混ぜてみたり、いろんな用途が存在します。 やっぱり栄養豊富だから…
ビタミンの宝庫
新潟といえばお米!なんていうのもいまは昔。 新潟はお米の生産量はもちろんのこと、きのこの生産量ランキングも圧倒的上位! きのこ類生産量の全国順位とシェア( 令和4 年) 生産量が多いということは、加工…
ビタミンはここにあり!
砂糖の話題から始まって、糖代謝を改善するにはビタミンが必要である。 そんな話を時々脱線しながら、結局は人も植物も同じだ。 という流れから、実際に植物にビタミンを施用する試験の結果まで書かせていただきま…
発芽とビタミン
そら豆のビタミン施用試験では、そら豆にビタミンを与えると受光体勢が向上する。ということが分かりました。 この試験は今までのイネ、ネギ試験と違い、「種」の段階でビタミンを施用しています。 発芽のステージ…
そらまめリザルト
前回は予備知識として、植物が光を獲得する姿勢「受光体勢」について触れてきました。 というのも、そら豆にビタミンを与えた結果として、 その姿勢に大きな違いが見られたからです。 そら豆に対するNiacin…
植物の「姿勢」
そら豆にビタミンを散布した結果を見る前の予備知識として、 身の回りにある植物は、どんな形をしているのか注目してみたことはありますか? 普段から野菜や雑草を見ていると、ツンとした葉っぱを伸ばし、ほかの植…
【夏の体験記】子連れ旅行!アンパンマンミュージアム|帰省ついでに行ってみた
朝晩はやっと涼しい風が吹くようになりましたが、日中はまだまだ暑いですね。そんな中、久しぶりにアンパンマンミュージアムに行ってきました! きっかけは1枚のチラシ ある日、保育園の玄関に置いてあったチラシ…
「豆」にビタミン
ネギにビタミンを与えたら、根が増えて、葉が多く残って、コンパクトな形になった。 こんな結果を得ることができたのが、前回までのお話。 身近な植物の分類 これまでイネとネギを見てきましたが、これらの植物に…
徹底分析
フィールド試験の結果に違いが現れてひとまず安心。 次はその結果を数値として出してみます。 試験結果 ・根の重さ…葉身から根を切り離し、土を落として軽量 ・葉身の重さ…切り離した根以外の重さを軽量 ・根…
フィールド試験へ!
ネギってこんな形! というのを見てもらったところで、本題の 「ネギにビタミンを与えたらどうなる?」 どんな違いが表れるの? 形? 重さ? こういう資材試験には、比較できるほど効果が表れないということも…
ネギのフォルム
イネ苗以上にいたる所にあるネギ。 ネギは乾燥地帯の植物で高温、乾燥に強い性質を備えています。 そしてまず圃場に植えてあるネギがどんな形をしているか知っている人が意外に少ないのが現実。 実はネギってこん…
イネ苗に対するビタミンの効果
田植え後になると、そこら中に足の踏み場もないほど転がっているイネ苗。 たとえ実験がうまくいかなくても、次々と挑戦出来る絶好の機会。 そこで行う試験が 「イネ苗に対するNiacinamideの効果」 N…
植物を乾燥に強くする
ここまで植物とビタミンを取り巻く環境を見ていきましたが、 植物に外部からビタミンを与えたらどうなるか?についてはいまだ手つかず。 いざ、試験をしてみようと思うけれども、 使用するビタミンは? 使用量は…
糖を獲得するための共生
前回、植物は「従属栄養生物」から「独立栄養生物」となる種類が増えてきてもなお、菌類や外の環境からビタミンを得ているということが分かりました。 そこには相互の協力関係があるというお話。 つまり菌類からビ…
従属と独立
植物にとってビタミンが役立つのが明らかになったところで、 植物はもともとビタミンを合成する能力を持っているはず… 外部からビタミンを取り込む機能なんてなんで持っているの? まず、環境にビタミンが蓄積さ…
「新」野菜のデザイン
次々とコンテナを埋め尽くす「はちみつケッコラ」。 このように大きな葉が外向きに展開するのであれば、日陰を作りやすく雑草も生えにくい。 …といって露地栽培にすると、強い雨にたたかれたとき葉っぱが折れやす…
人と植物と糖
「砂糖は体に悪い」とはの記事から「糖」について触れてきましたが、 その糖をエネルギーに変える 「糖代謝」は人と植物の共通の代謝経路です。 っていうことは人に効くビタミンは植物にも効くんじゃないの? と…
商品の裏側
スーパーで買い物をするとき、過度にはあまりよくないんだろうけど ついつい裏側の原材料表示を見てしまいます。 「この商品は何でできてるんだー!」 そんな興味と企業努力の結晶が記されている、いわば秘密の設…
【夏の絶品ナス食べ比べ】美男茄子&庄屋大長茄子を韓国俳優に例えてみた
やっと恵みの雨…かと思いきや、本当に降るのでしょうか?植物達も雨のない環境に慣れてしまうのでしょうか。 さて今日は、街で見つけた美味しい茄子を2種類ご紹介!といっても、水なす、長なすなど、種類がたくさ…
身体能力7倍
もしも飛躍的に高く飛んだり、速く走ったりすることができる栄養があるのなら… なんてそこまで大げさなことはできないかもしれませんが、 昨日話題にあげた「TTFD」 実はもしかしたら、もしかするかもしれな…
ビタミンの始まり
糖代謝の要である「ビタミン」。 前回の記事でも触れたようにビタミンB1は糖代謝にとって非常に重要な役割を果たします。 ビタミンB1が不足することで ・エネルギー不足 ・乳酸の蓄積 ・神経や脳への影響 …
夏野菜de食育|五感で楽しむ|こども園での取り組み
灼熱列島日本!!ここ最近、何度「暑い〜!」と言ったことでしょう今日はそんな真夏にぴったりの五感で楽しむ”夏野菜de食育”inこども園の取り組みをご紹介します。 夏野菜まつり、初開催! 7月某日。我が子…
次のシーズン
ぽつぽつと何者かに食べられていたとうもろこし。 もうすぐ食べられそうな頃だなと思って翌日行けば、 綺麗なまでに食べられている。 なんてことがこの頃になって頻発している。 他にどこにもとうもろこしがなく…
糖代謝の要
糖を適切に燃やす「エンジン」に欠かせないもの それが「ビタミン」。 「令和7年度サマーフェスティバル」でお話させて頂いたのも、 栽培におけるビタミンの可能性についてです。 植物の糖代謝を効率化させるこ…
悪いのはどっち?
「砂糖は体に悪い」とは の記事の続き。 「砂糖が糖尿病を引き起こす」 なんて見方が語られることもしばしばですが、 それはあまりにも単純化しすぎているようで、砂糖にとっては名誉棄損も甚だしいところ。 糖…
おかわり!
ドリーム和田での子ども田植え体験から早2か月。 今日はこどもの家こども園さんにお邪魔して、 夏野菜祭りを開催!! みんなに食べてもらうのは WILDKRAFTEDこだわりの「とうもろこし」 ドリーム和…