前回は「米ぬか」「廃菌床」の主な用途を見てきました。
では具体的にどんな風に使うといいの?
堆肥にしたり、そのまま撒いたり、ほかの資材と混ぜてみたり、いろんな用途が存在します。
やっぱり栄養豊富だからこそ余さず使いたい。
堆肥化は本当に栄養満点?
「生ごみや落ち葉を堆肥にすると、栄養豊富な土になる」というイメージを多くの人が抱いています。
分解が進み、体積が減ることで栄養が濃縮されるのは間違いないのですが、その分解の際に失われていくのが主に「炭素」と「窒素」。
微生物が分解する過程で二酸化炭素やアンモニアガス、窒素ガスとなって大気中に逃げていってしまいます。
ビタミンやその他ミネラルも、堆肥化によって消費と合成を繰り返し、消費ペースが早い物質はいずれなくなってしまいます。
これはなんとももったいない話。
炭素が土を作る
微生物にとって炭素を含む炭水化物はエネルギー源。
炭水化物があればあるほど微生物層が発達し、強靭な団粒構造を作り上げていくわけですが、
堆肥にしてしまうと残った炭水化物はわずか。
つまり、イメージとは違って堆肥化すればするほど土づくり効果が期待できなくなっていくのです。
反対に炭素がたっぷりある状態で投入してあげることで真の土づくり効果が表れてくるのです。
でも単純に未分解に近い状態で使えばいいというものでもありません。
効果が大きいために土の環境を一変させてしまうので、予測できない障害をもたらしてしまうこともあるのです。
そんな障害を抑えつつ、栄養のある状態で使うようにするには…
これまでの土づくりから得た知見を次回、余すところなくお伝えします!


