そら豆のビタミン施用試験では、そら豆にビタミンを与えると受光体勢が向上する。ということが分かりました。
この試験は今までのイネ、ネギ試験と違い、「種」の段階でビタミンを施用しています。
発芽のステージ
植物の種は、水分、温度、酸素といった環境条件が整うと、休眠状態から目覚め、発芽をはじめます。
このプロセスは、以下の段階で進行します。
・吸水: 種子が周囲の水を吸収し、種皮が柔らかくなります。
・代謝活性化: 水分を吸収した種子内部では、眠っていた酵素が活性化し、貯蔵物質(デンプン、タンパク質、脂質)を分解し始めます。
・細胞分裂と成長: 分解された栄養分を使って、胚が細胞分裂を繰り返し、根や茎が伸長します。
・種皮の破裂: 伸長した根や茎が種皮を突き破り、外界に出ます。
ビタミンが関わるところ
この中でビタミンは代謝活性化と細胞分裂と成長の部分に影響を与えます。
ビタミンは、種子内部に貯蔵されているデンプン、タンパク質、脂質を、胚が利用できるエネルギー源や構成要素(グルコース、アミノ酸、脂肪酸)に分解する酵素の補酵素として機能します。
また植物ホルモンであるサイトカイニンやオーキシンは、細胞分裂や成長を制御しますが、これらのホルモンの生合成や作用にもビタミンが間接的に関わっている可能性があります。
つまりビタミンがなければ、発芽のメカニズムは正常に機能せず、生命の始まりである発芽は困難になります。
そら豆の種は発芽率が高いため、試験では確認していませんでしたが、ビタミンは植物の発芽率や、発芽タイミングを適切に調整することができるかもしれません。
栄養豊富な土を栽培に活かす。
次はこれまでのビタミン試験をより実践的な形に落とし込んだ、


