新潟といえばお米!なんていうのもいまは昔。
新潟はお米の生産量はもちろんのこと、きのこの生産量ランキングも圧倒的上位!
生産量が多いということは、加工過程を経たあとに残る「残渣(不要な部分)」の量も桁違い!
しかも、これらの残渣は栄養満点ながら、食味のためや、生産効率のために捨てられてしまうことが多いです。
米生産の際に出る残渣とその活用法
1. 稲わら
稲刈りをした後に残る、稲の茎や葉の部分。
- 活用法:
- 有機質肥料・堆肥: 田んぼにそのまま鋤き込んで、土壌改良を行います。
- 家畜の飼料・敷料: 牛などの家畜の飼料や寝床の敷料として使われます。
- 工芸品・生活用品: わら細工や畳の芯、縄などに加工されます。
2. もみがら
稲穂から玄米を取り出す「もみすり」の工程で出る、玄米の外側の硬い殻です。ケイ酸を多く含んでいます。
- 活用法:
- くん炭(くんたん): 炭化させることで、多孔質となり、土壌改良剤として使われます。通気性や保水性、微生物の棲みかを増やし、土をふかふかにします。
- マルチング材: 畑の表面に敷き詰めることで、雑草を抑えたり、土の乾燥を防いだりします。
- 燃料: バイオマス燃料として活用されます。
3. 米ぬか
玄米を精米して白米にする際に出る、胚芽と果皮の粉です。非常に栄養価が高いのが特徴です。
- 活用法:
- 有機質肥料: 微生物にとって非常に良いエサとなり、ぼかし肥や堆肥の発酵促進剤として使われます。
- 食品: ぬか漬けのほか、煎って食用にされたり、米油の原料になったりします。
- 美容・生活用品: 美容成分(ビタミンB群、ビタミンEなど)が豊富なので、洗顔料や入浴剤にも使われます。
このように、お米は「捨てるところがない」と言われるほど、収穫から精米までのすべての部分が有効活用される、サステナブルな作物です。
キノコの菌床栽培から出る残渣とその活用法
「廃菌床」
これは、キノコを収穫し終えた後の菌床のことで、主におがくずや米ぬか、ふすまなどが原料となっています。キノコが栄養分を吸収した後のものですが、まだ多くの有機物が残っているため、様々な用途に再利用されます。
- 活用法:
- 堆肥、土壌改良剤
- 昆虫マット
- バイオマス燃料
- 家畜の飼料
キノコの廃菌床は、以前は廃棄物として処理費用がかかるものでしたが、今では「循環型社会における貴重な資源」として見直されています。
次回、これらの資材を栽培で活用する方法・その結果を紹介していきます。


