里芋に引き続き、そら豆でも収量や秀品率が向上すると分かった今回の試験。
そこで前回のデータを、ある指標によって再編成しました。
その指標とは「市場価格」。
市場価格は何で決まる?
そら豆だけでなく全ての作物は、時期や年度によってその価値が大きく変わります。
「天候や生産量による供給の変動」「季節や嗜好による需要の変動」が主因ですが、物流や輸入、政策的要因も大きな役割を果たしています。
今の米価格の高騰もしかり。
特に収穫期が短い野菜であるそら豆は、その日の市場価格が大切です。
天候不順などで周りの生産量が少ないときでも出せるということが強みになります。
天候不順に強い!
試験を行った令和6年度は強風などの天候不順によりそら豆の市場価格が高騰しました。
令和4年度のA品価格が2000円だったのに対し、令和6年度は3600円にもなりました。
それでも収穫量は前回の記事で示した通り、収量も秀品率も向上しています。
このデータを基に、令和4年度、5年度と6年度の収量を市場単価均ししたグラフは以下のようになります。

この結果は、廃菌床による土壌の改善と養分供給、コンパクトな草勢によってもたらされたと考えています。
一年目でこの結果であれば、毎年連続施用することによってさらなる向上が見込める可能性があります。
これから環境要因が収量を左右することが多くなるこのご時世。
市場というマーケットで一人勝ちできるなんてことも…
そしてひとまず令和6年度の試験は以上になります。
ここからは栽培を取りまくさらなる展望や期待。
また新たな試験について触れていければ、と思っています。


