土中や、潅水中、肥料から吸収したケイ酸を細胞内でガラスに変えて、
やがて枯れるときに土中にガラス構造を残す。
イネ科C4植物の特異な能力について触れてきましたが、
続いては、その
「バイオマス・有機物量」
についてみていきます。
Bio(生物)+Mass(量)
広義のバイオマスは、
「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」を指します。
理っぽく言うと
「ある時点、ある空間に存在する生物体(動植物や微生物)の総量」。
農業分野でいうと、
「生産量」
としてバイオマスを指すことが多いです。
「さつまいも」は2t/10aとか…
C4イネ科緑肥 「ソルゴー」は8t/10aとか…
これは生産物の乾燥させていない生の重さのことを示します。
あれもこれもバイオマス
しかし、広義のバイオマスを振りかえると、
ある時点、ある空間に存在する生物体の総量をさしています。
畑という空間で、植物の全体は地上部だけではありません。
- 収穫物バイオマス
- 実、果実、収穫した葉など。基本的に系外へ持ち出される。
- 残渣バイオマス
- 収穫後に残る茎、葉、根、株。微生物のエサになり、腐植に変わる。
- 根圏バイオマス
- 根そのもの、および根から出る分泌物。団粒構造の形成に直結する。菌根菌の住処になる
この中でも、根圏バイオマスに関しては、過小評価はおろか、一切考慮されていません。
緑肥のパッケージを見てみると、有機物収量が6t~あり、堆肥1,2トンと同じ有機物蓄積効果がある!といいますが、
「いやいやまだ地下に根圏バイオマスがあるんじゃ…」
植物の地上/地下、その割合をもとに見ていくと、無視できないバイオマスの多さに驚くはずです。


