栽培の教科書や辞典には「株間」や「畝間」という言葉が出てきます。
- 株間:同じ畝に植えた株の間隔
- 畝間: 畝と畝の間隔
一般に、株間は作物の大きさで決め、畝間は管理のしやすさも考慮して決められています。
作物の大きさから考える?
作物の大きさについて
例えばとうもろこし
- 草丈:1.5〜2.5 m
- 葉の広がり:1株あたり直径50〜70 cmほど
- 根の広がり:地表近くに横に広がり、直径50cm以上になる
この株間と畝間は、
- 標準的な栽培:
株間 30cm前後
畝間 70〜90cm - 密植で多収を狙う場合:
株間 25cm程度
と設定されていることが多いです。
この栽培では、植物上部では葉が重なり合い太陽光の吸収を妨げ、下部では根が養分とスペースをめぐってひしめき合っているということになります。
作物の大きさから考えてこの株間は適正といえるでしょうか?
株間と畝間は栽培都合
実際のところ株間と畝間はどのようにして決められるのか。
- 単位面積当たり収量:面積あたりに植える種、苗数を増やすことによって収量はある一定の値まで比例して大きくなります。
- 生育・サイズの均一化:個体にバラツキがあると作業や収穫適期にずれが生じます。
- 管理のしやすさ:苗の間隔を空けるほど土表面に光が当たり、雑草種子が発芽しやすくなります。また中耕の為の管理機の幅がそのまま畝間になることもあります。
- 衛生面:植物が密生していると風通しが悪く、病害虫の被害を受け、その被害も伝染しやすくなります。
このような点から株間や畝間を絶妙に調節することで収量と管理のバランスをとっており、太陽光の利用効率は二の次になっています。
そのため最近の異常気象や強力な病害虫によって植物が抱えるストレスに加え、日照不足も加わるようになりました。
植物が太陽光を利用できないとどうなるのか。
太陽のエネルギーを効率よく利用するにはどうしたらよいのか。
続く。


